日本初の
開成町町民が待ちに待った町役場、新庁舎が完成しました。
みなみ地区区画整理、道の駅など段々と南側から新しいまちづくりが盛んになり、人口も増えて新しい町にワクワクしてます。
仕事上いろいろな役場を訪問してますが、まるで美術館のような洒落た造りには圧巻です。
黒い鉄柱にガラスが張り巡らされた外観に緊張しつつエントランスを入ると、天井まで12メートルはあるでしょうか、自然光が優しく明るい開放感のある吹き抜けのフロア。
その中央に黒鉄と木目調の螺旋階段があり2階に昇る感じが、眺めが、涼しく心地よく感じられます。
大きなガラス窓の内側には木目調の格子が配置され、その隙間をぬって入り込む外光が優しい。
天井には箱根細工を連想させる木枠のお洒落な照明が目を楽しませてくれ、その合間からは太陽光が差し込めるように小窓が設計されており、フロアの四方から優しく外光が取り込めます。
自然豊かな開成町の優しい雰囲気とモダン建築の融合ですね。素晴らしい。
各部署ごとにあるはずの壁や収納等の仕切りもなく、透明性、開放感ありすぎ〜って感じです。
各デスクにはPCのみ置かれており、かつての役場にありがちな無駄な書類管理業務を限りなく排除したスマートなワンストップサービスを目指しているって感じです。
各課の窓口も一括しており、迷うことも無さそう。
建物の造り、外観デザイン、全てがスマートですね。
なんだか聞いたところによりますと、この空間デザインやフロア内のスマートな配置計画が、官庁舎では国内初の[Nearly ZEB]と言う省エネ技術採用だということらしいです。
同規模の建物と比較すると、エネルギー消費量を81%削減出来ているんだそうです。
照明や空調にかかる電気代だけではなく、訪問者や働く人たちの労力やストレスさえも軽減されますね。
また免震構造の採用により防災拠点としても安心に考えて造られたそうで、これから駐車場やら第2庁舎や以前あったプール等がどうなり、どう配置されて行くのか。
庁舎マニアではないですが訪問するのが楽しみになりそうです。