

震災後に復興された区画整理地を見下ろす高台にそびえる堂々とした佇まいの庁舎です。庁舎を近くから見上げるとモダンなデザイン、近くで見ると外の装飾柱が神殿のような雰囲気を醸し出していて素敵です。 高台にあったため、昭和49年の姿を令和の世に伝えるこの地域では貴重な建物でもあります。 町役場ということもあり、窓口はコンパクトにまとまっており、初めてでも迷うことなくお目当ての窓口にたどり着くことが出来ます。 利用者が大都市ほど多くないせいか順番待ちのカード発行機はなく、その代わりに窓口の横に1〜20の数字が書かれた手作りの番号札が置いてあります。 来た順番に一番上のカードを取って待つというシステムで、初めての時は戸惑いましたが、きちんと順番通りに呼ばれているので安心した記憶があります。 窓口で対応される職員の方はほとんど地元の方なので、普段関東に住んでいる私にとっては、なんと言ってもそのお国訛りに暖かさを感じてグッときます。職員の方の対応も非常に丁寧で、これでもかと言うくらい親切に説明をして下さいます。 故郷を離れた今では中々赴く機会がありませんが、懐かしさと暖かみを感じる山田町役場は、いつかまた立ち寄ってみたいと思います。