

むかわ町穂別総合支所は鵡川町と合併する前、穂別町であったころの町役場であります。 本年9月6日に発生した北海道胆振東部地震では大きな被害を被りました。穂別地区の災害対策本部となっています。 何といってもここの地域の有名どころは「むかわ竜」です。今から15年前に穂別地区で発見され、7年前には恐竜の化石である事が判明し、その後の大規模な調査の結果全身の骨の化石が掘り出され、全長8m以上にもなるハドロサウルス科恐竜の全身骨格化石なんです。 支所内でも「むかわ竜」のPR活動はものすごく積極的に行われています。「むかわ竜」の日本初は3つあり、後期白亜紀の恐竜全身骨格である事、植物食の恐竜全身骨格化石である事、海の地層から発見された恐竜全身骨格化石である事です。 そんなむかわ竜の公開イベント、何と!全身骨格が展示されているという事で、私も足を運んでみました。北海道胆振東部地震震災復興イベントで期間限定の無料公開が行われたのです。さすがに8メートル以上の化石は迫力ありましたよ。施設外には青年会などがブースを設け、しっしゃものからあげなどを販売していました。一つ買って食べましたが美味しかったですね。その他、無料でコーヒーやココアなどの飲み物をふるまっていただきました。やや寒くなりかけた頃だったので体が温まってとってもありがたかったです。施設内のブースには、クリーニングと言って、石の塊から化石、アンモナイト等を削る作業を行う事が出来たり、三葉虫やアンモナイトなどの化石も販売されていましたね。私は記念にむかわ竜全身骨格のポスターを購入してきました。 やはり、まだまだ震災の爪痕はあり、道路のうねりや凸凹に関しては応急措置という状況を身に染みて感じました。また、支所の周りの建物にも黄色いテープが張ってあったり、壁が崩れ落ちているものも見受けられました。その様な対応をここの支所で罹災証明の発行や、様々な穂別地区の対応を行っていることが伺ってみて十分に感じ取ることが出来ました。