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鳥取県庁の特徴/ホームメイト
各都道府県庁は、環境や政治など、すべての面から地域を支えています。そのため、庁舎内部の施設や政策には、各地域ならではの様々な特色や工夫があります。ここでは、47ある都道府県庁のひとつ「鳥取県庁舎」や、特徴ある事業について紹介します。
「鳥取県」について

まずは、鳥取県の概要について紹介していきましょう。
- 位置と面積
- 鳥取県は、中国地方の北東部にある県です。日本海に面しており、東は兵庫県、南は岡山県、南西は広島県、西は鳥取県に接しています。面積は約3,507平方キロメートルあり、47都道府県の中で41番目の大きさです。
- シンボル
- 「県の木」はダイセンキャラボク、「県の鳥」はオシドリ、「県の花」は二十世紀梨の花です。
- 気候
- 日本海側気候のため、冬は日照時間が極端に短い上に寒さも厳しく、降雪量も非常に多いです。特に大山の山地一帯は、周辺の県の中でも有数の豪雪地帯となっています。春から秋までは比較的日照時間も長く、温暖で過ごしやすいと言う特徴があります。
- 産業
- 農業、漁業、畜産業などが盛んです。「二十世紀梨」、「らっきょう」、「松葉ガニ」、「岩ガキ」、「カレイ」、「鳥取和牛」などが特産品として知られています。また工業に関しては、王子製紙米子工場、宝製菓、日本セラミックなどの企業が、本社や事業所を構えています。
- 観光、自然
- 鳥取県は、浦富海岸、大山のブナ林、米子水鳥公園などを有する、自然が豊かな県です。中でも中海と米子水鳥公園は、世界的に保護すべき湿地であるとされ、ラムサール条約に登録されています。また、麒麟獅子や流しびな、鳥取しゃんしゃん祭といった伝統芸能や祭りも多く、開催期間中は観光客で賑わいます。
「鳥取県庁」について
鳥取県庁は、鳥取市東町にあり、本庁舎、第2庁舎、議会棟、議会棟別館、警察本庁舎で構成されています。
- 庁舎について
- 庁舎敷地内は見学可能な部分も多く、県議会本会議場や、知事公邸の応接室、災害対策本部などが公開されています。また、敷地内には太陽光発電システムもあり、希望すれば併せて見ることができます。
- 事業について
- 地域活性化などの事業も常に行なっていますが、近年目立っているのが文化芸術の推進です。特に『ゲゲゲの鬼太郎』(兎月書房、三洋社など)で知られる水木しげるさん、『名探偵コナン』(小学館)の青山剛昌さんなど、有名漫画家を多数輩出していることから、マンガ産業と連携した事業に力を入れています。主な政策は「まんが王国とっとり」と題した事業を企画し、「国際まんが博」といった一大イベントを行なうことなどです。また、障害者による絵画展なども行なわれています。