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役所情報

農林水産省の組織・役割



農林水産省とは、どんな役割を持つ省庁なのでしょうか。ニュースで「農林水産省」あるいは「農水省」という名前は耳にしたことがあると思います。その名の通り、農業や林業、そして水産業に関する省庁ではあるのですが、今ひとつ馴染みが薄い省庁という印象をお持ちの方も多いでしょう。

農林水産省の成り立ち

農林水産省の成り立ち

農林水産省の歴史は、1881年(明治14年)に「農商務省」が設立されたことが始まりです。これは、現在も存在する省庁の起源としては、外務省、大蔵省(現:財務省)、司法省(現:法務省)、文部省(現:文部科学省)に次いで5番目に古く、130年以上の歴史を持つ省庁です。

設立当初は農業・林業・水産業に加えて商工業も所管分野として入っていましたが、1925年(大正14年)に商工業分野は新設された「商工省(現:経済産業省)」へと分離され、「農林省」と改称しました。戦争の気運が高まってきた1943年(昭和18年)には、「商工省」の管轄の内、軍需産業以外を所管する分野を統合して「農商省」となりました。さらに終戦後の1945年(昭和20年)8月、再び「農林省」と改称し、1978年(昭和53年)には現在の名称「農林水産省」となりました。

現在の農林水産省は、大臣官房・5局・農林水産技術会議・地方支分部局から成る「本省」と、林野庁・水産庁から成る「外局」から構成されています。全体の予算は2兆6927億円を所管する大官庁で、「公務員白書(平成24年版)」によれば、2万4000人を超える数の職員を抱えています。

このように、明治以降の日本のあらゆる状況と時代に合わせる形で名前や役割を変えてきた農林水産省。紆余曲折を経て現在に至っていますが、その歩みは、日本の産業と深くかかわっている省庁であることの証拠であると言えるでしょう。

農林水産省の役割

農林水産省の役割

2001(平成13年)の「農林水産省設置法」によると、農林水産省の任務は以下のように定められています。

「食料の安定供給の確保、農林水産業の発展、農林漁業者の福祉の増進、農山漁村及び中山間地域等の振興、農業の多面にわたる機能の発揮、森林の保続培養及び森林生産力の増進ならびに水産資源の適切な保存及び管理を図ることを任務とする」。

つまり、農業・畜産業・林業・水産業を所管することはもちろん、近年とみに注目を集めている「食料の安全・安定供給」や、農村の振興などもその役割であると規定されています。前述の通りその時代に即して役割を変遷させてきた農林水産省は、現在でも時代に合った業務内容を行なえるように内部部局(5局)などが整備されています。

それは、食料政策・コメの生産調整・主要食糧の需要価格安定などを行なう「総合食料局」、消費者の保護・農林水産物の生産段階での安全管理を行なう「消費・安全局」、食品ごとの生産管理を行なう「生産局」、農協・税制・農業改良資金・農業構造の改善・農業者年金などを所管する「経営局」、農業農村整備事業・農業振興地域制度などを担当する「農村振興局」の5つの部局です。

しかし、土地改良事業などの公共事業などの予算が縮小され、また中核農家の育成や農業への株式会社の参入などの新たな課題もある中、今後も時代に沿った省庁としての改革が行なわれていくことでしょう。