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官庁とは



1.官庁とは?

官庁とは?

官庁とは定められた国家の事務について意思を決定し、それを外に向かって示す権限を持った国の機関を指します。人数や規模、役割、権限の範囲によって様々な分類があり、それぞれが国家にとって欠かすことができません。官庁にはどういったものがあるのでしょうか?その分類と例を見ていきましょう。

1-1.官庁の分類

① 構成する人数による分類

官庁には個人によって構成される『独任制官庁』と、複数人によって構成される『合議制官庁』があります。

独任制とは文字通りひとりに任されているという意味。ひとりで構成しているという性質上、責任の所在が明確で、素早い判断が可能です。主な例としては内閣総理大臣、各省の大臣、各庁の長官などがあり、やはりどれもが大きな権限を所持していると同時に、それに伴った責任を求められる機関となっています。

対して合議制とは複数人で組織されるという意味。多数決など民主主義的なプロセスで意思を決定していきます。公正な判断に秀でているのが特徴で、国会や内閣、裁判所、人事院、会計検査院など、スピードよりも一般的な正しさを重視する機関が多いです。

② 役割による分類

日本には三権分立の仕組みがあります。三権とは立法(国会)、司法(裁判所)、行政(内閣)のこと。国家権力を行使する権限が一極に集中することを避けるために三権分立は唱えられました。立法機関によって作られた法律に基づいて、行政機関と司法機関がそれぞれの権利を行使する。『行政官庁』と『司法官庁』はそういった役割からくる官庁の分類です。代表的な例として、行政官庁には内閣府、国家公安委員会(警察庁)、防衛省、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省の1府12省庁、司法官庁には裁判所が挙げられます。なお、立法は執行機関ではないため、ここには含まれません。

③ 権限の範囲による分類

官庁の中で、全国的な権限を持つ官庁を『中央官庁』、地域の範囲での権限を持つ官庁を『地方官庁』と分類しています。中央官庁には、内閣、内閣総理大臣、各省の大臣、各庁の長官など、地方官庁には税務署長などが挙げられます。勘違いされやすいですが、地方官庁と言っても国の機関であるので、ここに県庁や市役所などは含まれません。県庁や市役所は官公庁(公庁)といった場合に初めて含まれることになります。

1-2.官庁には分類されない機関

上でも示した通り、官庁は定められた国家の事務について意思を決定し、それを外に向かって示す権限を持った国の機関を指します。内閣官房長官、各省庁の副大臣・政務官などは官庁を助ける補助機関と呼ばれ、官庁には含まれていません。また、行政からの諮問(意思決定のために意見を求めること)を受けて構成される有識者会議なども諮問機関として官庁とは区別されています。あくまでも権限あっての官庁なのです。

1-3.主な官庁とその解説

① 内閣総理大臣

日本における三権である立法・司法・行政のうち、行政を担当する内閣の長。政治を進めていく上でのリーダーであり、首相や宰相とも呼ばれることがあります。国会議員の中から国会の議決によって指名され、天皇の名のもとに任命されるのです。一度の任期は満了で4年ですが、憲法上、再選に関する制限はないため、再選すれば任期に限りはありません。主な権限として国務大臣の任免権、国会へ議案を提出する権利、自衛隊の最高指揮監督権、防衛出動の権利などがあります。

② 内閣

日本において行政権を担当する機関。行政権のリーダーである内閣総理大臣と、内閣総理大臣によって任命される国務大臣(各省の大臣をはじめ、内閣官房長官、国家公安委員長を含む)で構成されます。主な権限としては、法律の執行権、条約の締結権、予算を作成する権利、最高裁判所長官の指名権など。

③ 国会

日本における唯一の立法機関で、国権の最高機関。衆議院と参議院によって構成され、どちらの議院に所属する国会議員も国民の直接選挙によって選ばれます。定員は2017年3月現在、衆議院が475名、参議院が242名。衆議院は4年ごとに一括で選挙を実施しますが、参議院は3年ごとに半数を改選(任期6年)します。参議院に比較して任期が短いことや、解散される可能性があることから、より民意に近いのは衆議院とされており、内閣不信任決議などいくつかの権限は衆議院にしかありません。国会全体の主な権限として、立法権、条約の承認権、内閣総理大臣の指名権、憲法改正の発議権などがあります。

④ 裁判所

三権のうち、司法権を担う機関。知的財産高等裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所、地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所があり、司法権の長である最高裁判所長官は内閣によって指名されます。主な権限としては裁判権、違憲審査権など。裁判権は民事裁判、刑事裁判、行政裁判などといった裁判が起こったとき、裁判の対象となる人や事件に対して行使できる権限です。裁判の対象者の拘束、証人の呼び出しや尋問など、裁判にかかわるあらゆる権限を指します。違憲審査権は現行の法律や条例が憲法に違反していないか審査する権利。裁判所をはじめ、警察・検察などは国家の秩序を守る役割から法の番人と呼ばれることがありますが、その中でも裁判所にのみ、違憲審査権が与えられています。

⑤ 人事院

人事院は国家公務員の人事管理をする行政機関。国家公務員の人事にかかわる様々なことがここで扱われているのです。国家公務員の任免や懲戒にかかわること、勤務条件の改善勧告、採用試験の公平性の確保など、中立な第三者機関として大きな役割を担っています。

⑥ 会計検査院

会計検査院は日本の三権から独立した機関として、国家に携わる様々な機関の会計処理が適切に行なわれているかを監視する専門機関です。国の収支に対する会計検査や、決算の確認などの権限を持っています。

2.日本の官庁街『霞が関』

日本の官庁街『霞が関』

テレビやラジオで政治や経済のニュースを見ていると、『霞が関』『永田町』『兜町』と言った言葉を耳にしたことがあると思います。これらの言葉はそれぞれの場所に特定の分野の中核を担う建物が多く集まっていることから使われるようになりました。『永田町』であれば国会議事堂や首相官邸、衆議院議長公邸・参議院議長公邸、様々な政党の本部があることから国会の代名詞として、『兜町』であれば東京証券取引所をはじめ、証券会社、銀行の本部などが密集することから経済の代名詞として使われています。そして『霞が関』は主要な省庁の庁舎が集まることから官庁や官僚の代名詞となりました。この項では日本の官庁街『霞が関』の歴史についてお話します。

2-1.霞が関の場所

霞が関は東京都千代田区の南の端にあり、港区と面しています。皇居の南にある桜田門から港区虎ノ門にかけての桜田通り一帯、様々な庁舎が建ち並んでいるこの地域を霞が関と呼んでいるのです。

2-2.『霞が関』の名前の由来

霞が関という地名の由来には諸説があるようで、最も古いものは西暦100年ごろまで遡ります。蝦夷(えみし)の襲撃に備えて日本武尊(やまとたけるのみこと)は武蔵の国(現在の東京、埼玉、神奈川にまたがる地域)に関所を造ろうとしました。伝承によるとその場所は雲霞を隔てる場所だったそう。雲霞を隔てる場所に造られた関所、ということから『霞が関』と名付けられた説があります。平安の時代より歌枕として多くの和歌に詠まれていたという話もありますが、目立った文献は残っておらず、この点にも諸説あるよう。鎌倉時代、後宇多法皇の命で編纂された続千載和歌集の中には、「同じくは空に霞の関もがな雲地の雁をしばし留めん」という二条為世の歌が残っていることから、この頃には霞が関という呼び名が付いていたとするのが一般的です。また、江戸時代の地図からは『霞ヶ関』と表記された物が見つかっています。

2-3.霞が関の歴史

江戸時代、霞が関は大名の武家屋敷が多くある地域でした。福岡藩の黒田家、広島藩の浅野家、米沢藩の上杉家などがその一例です。明治維新後、政治の中心を京都から東京へ改めるべく都が京から江戸へ遷されると、京都御所にいた天皇は江戸城(現在の皇居)に入ることになります。

明治政府は東京で天皇中心の新しい政治を目指しました。しかし、新しい政治を行なうためには、役人の働く官庁をいち早く整備する必要があり、戊辰戦争で疲弊した財政状況では新しい官庁をゼロから建てていくことは不可能。そこで白羽の矢が立ったのが霞が関にある大名の武家屋敷です。

本来、武家屋敷は参勤交代で江戸にやってきた大名が一時的に江戸に滞在するための別邸でした。江戸時代後期になると幕府の求心力も弱まり、制度として維持することが難しくなった参勤交代は2年に1度から3年に1度へと緩和されます。それに伴って江戸にあった武家屋敷も次第にその必要性が薄まり、江戸時代末期になると空き家になっている武家屋敷も少なくありませんでした。それは霞が関の武家屋敷にも例外なく当てはまります。

霞が関の武家屋敷が選ばれたのには他の理由もありました。前にも書いた通り、霞が関は皇居の南にある桜田門から港区虎ノ門にかけての一帯。明治政府が天皇中心の新しい政治を目指す上で、天皇のいる皇居に程近い霞が関は官庁街にするのにもってこいの場所だったのです。

上に挙げた主な武家屋敷も明治政府のもと、官庁へと整備されました。関東大震災などで大部分は焼失してしまいましたが、現在でも跡地は庁舎として利用されており、福岡藩黒田家の武家屋敷があった場所は外務省庁舎に、広島藩浅野家の武家屋敷があった場所は国土交通省庁舎に、米沢藩上杉家の武家屋敷があった場所は法務省庁舎となっています。

3.官公庁を利用するにあたって

官公庁を利用するにあたって

官庁に用事がある機会と言われるとそれ程多くはないかと思いますが、それが官公庁まで広がると訪れる機会は随分増えると思います。例えば引越しなどで住民票の内容が変わってしまうときには、同一の市区町村であっても転居届を出さなければなりません。住所が変わるので当たり前と言えば当たり前なのですが、ただでさえ引越しでバタバタしてしまうときに転居届を提出となると忘れがちになってしまうものです。

この転居届はお住まいの市区町村の役場に届出ます。届出る期間は転居した日から14日以内。平日の日中に仕事をしていれば役場が開いている時間に訪れるのは難しいでしょうし、そうとなれば休みの日に訪れる他ありません。週に休みの日が2日あったとしても、4日のうちで都合を付けなければならず、なかなか訪れにくいのが実情です。また、他の市区町村に転居する場合には、転入届と転出届の2種類の手続きが必要となります。1度でも訪れるのが難しいのに2度となればさらに大変な思いをするでしょう。

そんなときに気になるのが市区町村の役場の開いている時間。この項では官公庁の開庁時間や休業日についてお話します。

3-1.官公庁の開庁時間

機関などによってもまちまちですが、概ね月~金の午前9時~午後5時までを基準に多少前後するのが一般的。

上でも話したように、平日の日中に仕事をしている方はこの時間に訪れるのが難しいかと思います。その場合にはどうすれば良いのでしょうか?

3-2.官公庁の休日

官公庁は基本的に土・日・祝が休業日。しかし、近年では休日にも窓口や時間を限定して開けている官公庁もあります。平日の日中に利用できない方はこういった時間を選んで訪れることで、普段の生活に支障を与えることなく手続きができそうです。

3-3.長期休暇中には開いているの?

日本のカレンダーには年間を通じて何度かの長期休暇があります。年末年始やゴールデンウィーク、お盆休み、最近では9月にあるシルバーウィークもよく耳にするようになりました。こういった長期休暇のとき、官公庁は開いているのか気になったことがありませんか?

まずはゴールデンウィーク。官公庁の休業日は土・日・祝です。4月29日の昭和の日、5月3日の憲法記念日、5月4日のみどりの日、5月5日のこどもの日は祝日にあたるので、営業していません。では、5月1日、2日はどうなのでしょうか?一般企業であればこの2日間も休業日にしてしまうことは珍しくないと思います。しかし、2017年(平成29年)の場合、この2日間はカレンダー上平日にあたるため、カレンダー通りに営業している官公庁では営業しているようです。なかなか都合がつかない人にとっても利用しやすい日ですが、これはシルバーウィークにも当てはまりますよ。土・日・祝は休業日、それ以外は営業日と覚えておくのが良さそうです。

そのように考えていくと、お盆の期間はどうなるのでしょう?一般企業であれば8月13~16日ごろまでは休業日となるところも多そうですが、この場合も官公庁はカレンダー通りです。2016年(平成28年)から8月11日は山の日という祝日になりました。ですので、土曜日、日曜日と8月11日は休業日となりますが、他の日はお盆期間であっても営業しています。ゴールデンウィークやシルバーウィークと同じように、普段は都合がつきにくい方でも利用しやすい日なので、覚えておくと便利。

最後に年末年始です。年末年始の休業は12月29日から1月3日までと定められています。

御用納めという言葉を聞いたことがありますか?官公庁の仕事納めの日を特に御用納めと言い、28日がその日にあたります。ただ注意しなければならないのはこの御用納めである28日が土曜日であったり、日曜日であったりする場合。上にも書いた通り、官公庁は土・日・祝を休業日としているため、仕事納めと決まっている28日が土曜日や日曜日と重なった場合には休業日となります。28日が土曜日であった場合の御用納めは27日、28日が日曜日であった場合の御用納めは26日と直前の金曜日が年内の最終営業日となるので、その点は注意が必要です。年始に関しては1月3日まで休業と、一般企業と比べるとそれと同じか、やや短めに設定されています。4日や5日はまだ休みという方も少なくないと思うので、このあたりで利用するのも良いかもしれません。

4.官公庁オークションって?

官公庁オークションって?

官公庁オークションという言葉を聞いたことがありますか?初めて聞いた方、言葉だけは知っていた方、利用したことがある方など様々だと思います。官公庁オークションは官公庁が税金滞納者から差し押さえた物や、国や地方公共団体で使っていた備品を販売するオークションのことです。既存のネットオークションのシステムを使って販売され、前者の差し押さえた物を売却することを『インターネット公売』、後者の国・地方公共団体で使っていた備品を売却することを『公有財産売却』と呼んでいます。この項では官公庁オークションについてお話します。

4-1.インターネット公売

官公庁オークションにおけるインターネット公売とは、国税庁などが税金を滞納している人から差し押さえた資産を一般に向けて売却することです。売却されるのは税金を滞納している人から差し押さえた資産なので、得た利益は未納分の税金として補填されます。また、せり売形式で行なわれることが多いのもインターネット公売の特徴。この形式についてはのちの項で詳しく解説します。

4-2.公有財産売却

公有財産売却とは国・地方公共団体で使用されていた備品を一般に向けて売却することです。インターネット公売とは違い、もう必要のない物を売却するので、得た利益は歳入として計上されます。せり売形式を採ることが多いインターネット公売に対して、公有財産売却では入札形式で行なわれることが一般的となっています。この形式についてはのちの項で詳しく解説します。

4-3.どんな物が販売されているの?

公有財産売却においては国・地方公共団体で使われていた物なので簡単に想像できるような物が多いですが、インターネット公売になると税金を滞納している人から差し押さえた資産という背景上、本当に色々な物が出品されています。

よく見受けられる物では車や生活家電、カメラ、オーディオ、不動産などがありますが、消防車、救急車、バス、鉄道、建設用機械、ゲームのソフト、アイドルのお宝グッズなど驚くような出品も過去にありました。

4-4. 二種類の入札方式

官公庁オークションには大きく分けて2種類の入札方式があります。

ひとつはせり売形式。せり売形式とは通常のオークションと同じように、その時点での金額以上の金額を提示することで最高額入札者となり、入札期間が終わった時点で最も高い金額で入札していた人が落札できる仕組みです。ひとりの人が何度も入札可能なのが特徴で、自分が出せる金額の上限を前もって設定しておくことで、その金額まではシステムに自動で入札させるといったこともできます。最高入札金額が更新されるたびにつど判断できるので、どうしても欲しい物に関して高額落札を厭わなければ必ず手に入れられるといった側面も。

もうひとつは入札形式。入札形式とは建設業などに見られる競争入札のようなものです。せり売形式とは異なり、入札したい人が一斉に金額を提示し、その中で最も高額を提示した人が落札者となります。一斉入札、あとは開けてのお楽しみなので、入札は一度しか行なえません。入札者側の購買欲によって金額がせり上がっていくことがないので思ったより安価に手に入れられる可能性がある一方で、どうしても欲しい物に関してはあらかじめ大きな金額で入札することが避けられず、競争相手が少ないのに必要以上の高値で入札せざるを得ないといったデメリットもあります。

4-5.官公庁オークションに参加するには

官公庁オークションに参加するためにはオークションごとに参加申込みをしなければなりません。また、国や各地方公共団体など、そのオークションを主催する機関ごとに申込みに必要な書類も異なります。参加したい場合は受付期間内に手続きが完了できるよう、事前に必要な物は準備しておいた方が良いです。

官公庁オークションには商品への入札にあたり、保証金が必要な場合があります。この保証金を払う商品への入札では、落札できなかった場合の保証金は返金されますが、落札できた場合には注意が必要。落札金額に保証金が充当されるものとそうでないものがあります。見落としてしまうと予定より多くの金額を払わなくてはいけないことも出てきますので、しっかり確認しておきましょう。

5.官公庁で働くには

官公庁で働くには

この項では官公庁で働くためにはどうすれば良いのかということをお話します。霞が関や各都道府県にある役場で働いている人たちは、そのほとんどが公務員と呼ばれる人たちです。公務員は国家公務員と地方公務員の2種類に大別されており、なるためには公務員試験に合格しなければなりません。働く場所や役割に応じて総合職や一般職、上級、中級、初級と試験が分類されています。どれを目指すかによって働くためのプロセスは違ってくるので、まずは試験や主な職種について触れていきましょう。

5-1.公務員試験

公務員試験は人事院などが実施する国家公務員試験と、各地方公共団体などが実施する地方公務員試験の2種類。官庁・省庁で働く職員、警察官、検察官、海上保安官、税務署職員など、国の機関で働く職業に就きたい場合は国家公務員試験、各地方公共団体の役場の職員など地方の機関で働く職業に就きたい場合は地方公務員試験を受けることになります。なお、受験資格には試験ごとに年齢制限があるので注意しましょう。

5-2.国家公務員試験の種類

① 総合職試験

国家公務員総合職はいわゆる『キャリア』と呼ばれる人たちです。霞が関の官庁・省庁で幹部候補として勤務することになります。難易度は大学院卒業程度のものと、大学卒業程度のものの2種類があり、試験合格後、官庁訪問というプロセスを経て内定。

② 一般職試験

国家公務員一般職は霞が関の官庁・省庁やその出先機関での勤務となりますが、場合によっては地方で勤務する場合もあります。難易度は大学卒業程度で、試験合格後、官庁訪問を経て内定。総合職試験同様、この官庁訪問についてはのちの項で詳しく触れます。

地方公務員試験の種類

① 上級

都道府県庁、東京23区、政令指定都市の役場などで総合職をすることになります。難易度は大学卒業程度。幹部候補生として採用され、国家公務員に比較すると、地方行政にかかわる業務のゼネラリストとして働いていく傾向にあります。国という大きな単位とは違い、地方でそこに住む人の顔を見ながら業務ができるというのも大きな魅力です。

② 中級

上級とは違い、一般職での勤務となりますが、初級と比較すると、中堅幹部のような位置づけで扱われることが多いようです。難易度は短期大学、専門学校卒程度ですが、近年では大学卒業者が増えていることもあり、初級・中級の募集は縮小傾向。自治体によっては中級で採用されたあと、経験・研修・テストなどで上級に昇進できる仕組みがあるところもあり、上昇志向がある場合にはこれを利用するのも良いかもしれません。中級公務員は事務職(一般行政・学校事務・警察事務など)で働くことが多いようです。

③ 初級

初級も一般職での採用となります。難易度は高校卒業程度。上級、中級と比較すると、敷居も随分低く、独学で勉強し合格する人も少なくありません。初級公務員は地方公共団体の役場や、警察官、消防士、学校事務などで働くことが多いようです。

5-3.インターンシップについて

インターンシップとは、特定の職業の経験を積んだり職場の雰囲気を味わったりするために、目的の業界の企業などに一時的に採用してもらい労働に従事する期間。主に就職活動前の大学生が参加します。インターンシップにおける企業のメリットは業務の補助を学生にしてもらいつつ、採用候補者の目星を付けることができ、社会貢献の側面からは企業のイメージアップにも繋がること。一方、学生のメリットはたくさんあり、社会人が会社で働くという抽象的だったイメージをより具体的に確認することができ、社会人になる上での心構えなども学ぶことが可能です。社内の人との繋がりは人脈にもなり、業務を通じてかかわることや、インターンシップの経験はその後のアピールの材料にもなります。

一般企業が設けている印象が強いインターンシップですが、官公庁にもインターンシップがあることをご存知でしょうか?

官公庁のインターンシップは一般企業のインターンシップと同じように、学生の夏休みから秋、冬にかけて開催されることが多いです。参加の意思があるのに、どこも定員に達してしまって参加できない!となることがないように、募集を細かくチェックし、早めの応募を心掛けましょう。また、官公庁のインターンシップでは、教育機関を通じてでないと応募できないものもあります。そういった募集は教育機関の就職課などにしか情報が出ていないケースもあるのでこちらも注意しておきましょう。

5-4.官庁訪問について

官庁訪問とは国家公務員試験合格者が自身の希望する官庁において、業務説明や採用面接を受け内定をもらう仕組みのことです。総合職と一般職では官庁訪問のタイミングや、訪問先に違いがあるため、ここでは総合職の2016年(平成28年)の日程を例に挙げ、選考フローを説明します。

① 第1、第2クール

ここが官庁訪問のスタートです。第1、第2クールは3日間で行なわれ、この3日間のうち同じ省庁に訪問できる日は1日のみ。2016年(平成28年)は第1クールが8月3~5日、第2クールが8月8~10日の3日間で行なわれました。必ず第1クールから参加しなければならないという取り決めはありませんが、面接回数などを理由に第1クールから参加する方が良いと一般的に言われています。

② 第3クール

第3クールは2日間で行なわれますが、仕組みは第1、第2クールと同じ。2日間のうち1日だけ訪問することが可能です。2016年(平成28年)は8月12、15日の2日間で行なわれました。

③ 第4、第5クール

第4、第5クールはどちらも1日間です。クールが違うので、連日で訪問することもできます。2016年(平成28年)は第4クールが8月16日、第5クールが8月17日で行なわれました。

④ 内々定

ここで官庁訪問は終わりです。2016年(平成28年)は8月17日の17時が内々定連絡の解禁時間でした。

以上が官庁訪問の選考フローとなります。総合職に比べると、一般職の官庁訪問は少し遅れて始まることが多く、2016年(平成28年)における一般職の官庁訪問は8月22日から始まりました。また、どちらの職にも共通して言えることですが、官庁訪問時は1日に何度も面接をすることがあります。中には1日がかりで面接を続けるということもあるようなので、心身ともにしっかり準備して臨みましょう。

ここまで官庁(官公庁)にまつわるあれこれをお話してきました。言葉を聞いたり、利用する機会があったりしても、官庁について詳しく知る機会はそれ程多くはないと思います。今までイメージでしか知らなかった官庁。また、ホームメイト・リサーチでは全国の官庁・省庁やその周辺の生活施設を検索することができます。こちらも合わせて利用して頂ければ幸いです。