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役所情報

第13-17代福島県知事の佐藤栄佐久氏



歴代の都道府県知事の中には、作家やタレントとして活躍していた「有名人」の他、ときの人となり「一躍有名になった人」もいます。ここでは、後者である元福島県知事の佐藤栄佐久氏について紹介します。彼は、第13代から第17代まで5期に渡り知事を務めながら、実弟の逮捕を受け辞職し、のちに自身も逮捕されたという経歴を持っています。

佐藤栄佐久氏の生い立ち

佐藤栄佐久氏は、1939(昭和14)年6月24日に福島県郡山市で生まれた人物です。東京大学法学部卒業後、日本青年会議所などで実績を積み、1983(昭和58)年に参議院議員選挙にて当選しました。そしてその後、1988(昭和63)年に福島県知事に当選し、第13第福島県知事となります。知事を務めている間は、「北海道東北知事会長」「全国知事会副会長」など、多くの役職も歴任しました。

また、「東京一極集中」「道州制」に批判的で常に国と戦い続ける姿勢が福島県民に受け入れられ、2006(平成18)年までの長期間に渡り、福島県のトップとして県政を作っていきました。ただ、2006年に弟が経営する会社が検察による取り調べを受けたことで、弟に競売入札妨害の容疑がかけられてしまいます。そして、そのまま逮捕されてしまったことが大きく影響し、佐藤栄佐久知事は同年に辞職することとなりました。

さらに自身も同年10月、ダム建設をめぐる一件で収賄の疑いをかけられ逮捕されています。これに端を発し、木村良樹和歌山県知事、安藤忠恕宮崎県知事(どちらも当時)も、同年中に同様の事件で逮捕・起訴され、「知事の相次ぐ逮捕」として大きな話題を呼びました。

福島県知事辞職後

逮捕でも大きな波紋を呼んだ佐藤栄佐久元知事ですが、その後に出版した著書でも話題をさらいました。著作は全2作です。

『知事抹殺 つくられた福島県汚職事件」(2009年/平凡社)
「無実」を主張する佐藤栄佐久氏自身が、なぜ逮捕されることとなってしまったのかの経緯などを記した著作です。
『福島原発の真実」(2011年/平凡社)
2011年3月の東日本大震災によって起こった福島原発事故に触れ、国と東京電力がこれまでどのようにして原発トラブルを隠してきたのか、その隠蔽体質をはじめとした内部事情を告発した内容となっています。「建設当初は了承する姿勢を見せていた知事が、ここまで意志を一変させた要因は何であったのか」といった原因も詳しく記されており、センセーショナルな内容となっています。

特に「福島原発の真実」は、原発事故発覚直後の2011年6月に刊行されたこともあり、世間に大きな衝撃を与えました。国民が、国や東京電力への不信感を募らせる一因となった作品とも言えます。